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ガールズ&パンツァー 劇場版 [Anime]

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『ガルパン 劇場版』、先日鑑賞してきました。
平日の夕方だと言うにも拘わらずほぼ満員。(しかも、新宿バルト9で2番目に大きいスクリーンで!)

多少のネタバレ含みます。


村上隆の五百羅漢図展@森美術館 [Art]

Kaikai Kiki GalleryやBar Zingaroなど、小規模ながら展示されている氏の作品を目にする機会はありますが、ここまでの大型な企画展ともなれば、次回はいつになるかも分からないですし、これは見ねばと森美術館へ。

日本国内において2001年以来14年ぶりとなる大型個展。

作品一つ一つの圧巻的なスケール感。
はたまた細かい部分に目を向けても、緻密な部分まで丁寧に塗り分けられた絵の具や、デジタルと融合した創造性の高い作品性。
目で見て楽しめ、感覚的にも楽しめるエンターテインメント力の高さは流石の一言。

今回の目玉でもある『五百羅漢図』に至っては、全長100mに及ぶまさに超大作。
氏を中心とする幾人もの"アート集団"によって、見事なまでに作り込まれた作品は、日本美術と現代アートの融合という意味でも、非常に興味深い作品でした。
デジタル化された制作工程に加え、まるでアニメーションを作るかの如き背景の作り込みやサンプリング、キャラクター造形、さらにはポージングや直接関わらない部分でのキャラ設定など、氏の提唱する『スーパーフラット』という概念が、この作品には制作工程含めて詰まっているなと実感出来ました。

それと個人的に嬉しかったのは、一部制限はありますが写真撮影が可能だったこと。
作品を見る上で、やはり何かしら手元に残したいという欲求はあるので、こういった事が可能なのは本当に有り難い事です。
※入り口に説明があるというのも丁寧な配慮で良かったと思います。

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INSTA PUMP FURY “BALLISTIC PACK” [Fashion]

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6月あたりから、仕事でどうしてもという日以外は毎日ショーツ。
相棒は主にNBかvisvimのアメリカーナだったのですが、そろそろ夏も終わりに近づく頃に何故かハイテクスニーカーが欲しくなるという、、、。

エアリフトは既に何処も完売だし、ハラチにしようかと悩んでいたらコチラが再販されるとの事。見た目からしてたくましさが分かる、まさに質実剛健なバリスティックナイロン使いにヤラレてしまいました。
しかも、ネイビーのカラー具合が素晴らしい。バリスティックナイロン部分と、その他のアッパーパーツが微妙な濃淡差で分かれ、重すぎず軽すぎずの絶妙な仕上がりに。
派手なカラーリングの多いポンプだけに、中々に新鮮な1足です。


Project-Itoh [Anime]

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ノイタミナムービー第二弾として、10月より3作連続で公開される、故伊藤計劃氏著の『虐殺器官』、『ハーモニー』、そして、伊藤計劃氏が残した序文を元に円城塔氏が引き継いだ『屍者の帝国』。
総称して”Project-Itoh”

昨年からCM等での告知もあり、公開前には原作を読もうと手に取ったのがGW前あたりだったでしょうか。
そこから、虐殺器官、ハーモニーと読み終え、今のところ屍者の帝国の2/3程度を読み終えたところ。

丁度、伊藤氏の作品を手に取る直前に読了したのが、冲方丁氏著の『マルドゥック・スクランブル』。
これがまた面白く、主人公を狙う誘拐屋との攻防、また本作の中でも取り分け評価の高い"カジノ編"における心理描写や臨場感は、読んでいる最中に『のめり込むという事とはこういう感覚なんだな』と思える程、今迄に感じた事の無い感覚を持って読み終えた作品。
因に、本作は早川書房が刊行するSF小説のランキングブック『SFが読みたい!』において、2003年度の国内篇1位、ゼロ年代の国内篇3位の作品。

で、前置きが長くなりましたが、本題の『Project-Itoh』における、虐殺器官とハーモニー。
実は、『SFが読みたい!』ゼロ年代の国内篇1位が虐殺器官(2007年度の国内篇1位)なのです。
なお、ハーモニーは2009年度の国内篇1位で、ゼロ年代はランク外ですが、日本人作家として初めてフィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞。

このゼロ年代の国内篇ランキングは、虐殺器官を読み終えたあとの後書きにて知る事になるのですが、言い得て妙とはこの事(ちょっと大袈裟ですが…)、あれだけ私の感覚に新風を送り込んだマルドゥック・スクランブルを読み終えた直後だっただけに、その結果が確かに分かったのです。


虐殺器官は1巻構成によるSF小説。
アメリカ情報軍に所属する主人公クラヴィス・シェパードが、後進国で横行する内戦と民族対立による虐殺を煽動していると目されるジョン・ポールの暗殺を命令される物語。

序盤は割と、というか率直に言って少々期待ハズレな感があったのです。
これは文体的にというか、著者の伊藤氏の作家デビュー作ということもあり、またマルドゥック・スクランブルを読み終えた直後という事も影響していたのでしょう。
でも、それは単純にそれだけが理由だったんだと思います。

序盤を過ぎると、当初抱いていた感覚は簡単に覆されます。
多少の専門用語はあれど、シンプルな描写、回りくどい状況説明や風景描写など無い、とても読みやすく想像力をかき立てられる(想像しやすいという方が合っているかも)文章。さらには、アニメや小説などで今迄見た&読んだSF作品には無い斬新な設定。特に、兵器や軍事ガジェットにおける斬新さは、私のようなミリタリー関連に疎い者でも構造やら形状に興味をそそられてしまう程。
当然、読め進めるごとに『のめり込み度』が深くなっていったのは言わずもがな。
そして、意外な結末。。。

上記の興奮度からして、読了後に次作のハーモニーへ間髪あけずに移った事は想像に難くないと思います。
そして、このハーモニーが、私の伊藤計劃作品で一番好きな作品。
実は本作、虐殺器官の数十年後における同じ世界の作品。
前作のテーマとは真逆のテーマを持ってきたこの作品は、最初から最後まで、無駄と感じる部分が一切無い、本当に面白い作品です。
人類が目指す究極のかたちに異を唱え、それに抗う人間の物語。
この"究極のかたち"の設定の斬新さと、それを納得できるほど作り込まれた"設定の設定"。
さらに、まったく予想だにしない物語の構成。衝撃さえ受けるこの構成には本当に驚かされたし、今迄私が読んだ&見た作品の中でも衝撃度は1番だったかも。
そして、コチラも虐殺器官同様に訪れる意外な結末。。。
文章の読みやすさは虐殺器官よりもさらに洗練されていると思います。


最後に、現在読み進めている『屍者の帝国』。
こちらは純粋な伊藤計劃作品では無い為、やはり前の2作品とはやや趣が異なります。
非常に重厚な世界観かつ文体の作品で、虐殺器官、ハーモニーと比べると、より小説好きな人向けの作品かもしれません。
ここ最近小説はよく読むようになったけれど、小説独特の表現や比喩に慣れ親しんで"いない"身としては、少々表現やらが回り諄く感じてしまい、イマイチ感情移入できないというか、どうも頭に入ってこない部分があります。
とは言え、こちらにもやはり『のめり込む部分』は間違いなくアリ、難解な部分においては、もっと色々な作品を読み、小説独特の表現や比喩に慣れ親しめば、今の状態よりも面白く読めるかも。
とは言え、まだ読了した訳ではないので、ここからの結末に非常に興味があるところではありますが。
とりあえず、今回のProject-Itohの3作では最初に公開が決定している『屍者の帝国』。現段階で言えば、頭の中での映像化が一番出来ていない作品なので、そこでのリンク、『あぁこういう事!』な感じは一番あるかも。


と、非常に長く、かつ上っ面らな事を羅列しただけの文章になってしまいましたが、伊藤計劃氏の作品は本当に面白いです。
正直、単巻なのがもったい無い程。虐殺器官、ハーモニー、もう少し物語を読んでいたい、みたい、と思える作品です。

原作を読み終えた身としては、いやが上にも映像化のハードルは上がってしまいますが、10月から3作連続で公開されるProject-Itohが楽しみでなりません。








生まれた時からアルデンテ [Book]

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休日の合間に読み進めている、平野紗季子さん著の『生まれた時からアルデンテ』。

ジャンルで言うとフードエッセイてなものになるんでしょうか?
兎に角これが凄く面白くて。

単純に、美味しさがどうとか、見た目がどうとかだけじゃなく、そこから派生していく彼女の日常だったり、心情だったり、さらにはまったく斜め上の方向に飛んでいったりと、表現豊かでユニークに綴られた文章は、流石はフードブロガーなる肩書きの人の読み物。

テンポもよく、オチもちゃんとあるし、何より( )で括られる心の声的な一文&たまにツッコミが、( )使い好きな私のツボに嵌りまくり。
シベリアを書いた絵の横に、(Todd Selby風)とか書かれた日には、スタバでコーヒー吹き出しそうになりましたよ。
(Casa とか読む人にはお馴染みの、インテリア好きの写真家&イラストレーター)

写真のサイズ感や質感、文章の文字の大小や配置なども工夫されていて、そういう意味でも単調にならず読み進められるっていうのも楽しいと感じられるポイントかも。

気軽な気分で、『食』にまつわるエピソードを読みたいって方にはオススメな一冊です。

それでも町は廻っている@13巻 [Book]

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すっかり放置プレーが板についた当ブログですが、久々に更新を。

『それ町』13巻。発売日と休みが重なったので即日購入。

読了。今回も安心、安定の面白さ。ていうか本当面白いス、このマンガ。
何故か? とにかく自分の感性のフィーリングがあいまくる。
キャラの表情だったり、ちょっとした間のギャグだったり、歩鳥の着ているTシャツのロゴだったり。
そんな中に、ジョセフィーヌ(主人公"嵐山歩鳥"が飼っているタヌキそっくりの犬)のメイン回があった時の幸せ感たるや。

何が一番好きなマンガかと言えば、それは即答で『風の谷のナウシカ』なんだけど、無人島に持っていくっていうケース(そんなの絶対に無いケド…)なら、絶対に『それ町』。

こんなにフィーリングがあいまくるんだから、他の石黒さんの作品も間違いなく面白いんだろうと、古本屋なんかに寄った時にチェックすると、これが案の定面白い。
『それ町』ですら一話完結型なのに、他の作品なんか殆どが短編、読み切り。ネタの豊富さというか、物語の発想力凄いなぁと思ったら、その昔『世にも奇妙な物語』の原作にも採用されたらしい。なるほど。

同じ漫画ネタと言えば、ポパイの最後の方で漫画家のしまおまほさんが連載しているコラム『しまおまほの都立ポパイ学園マンガ部』が好きなんですが、あれで誰か『それ町』を紹介してくれないだろうか。何とも言えないゆるい空気感とコミカルな表現で紹介される『それ町』の感想を読んでみたい。


visvim/MIES COAT [Fashion]

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久しぶりのブログ更新。
気づいたら半年以上放置、、、。

とりあえず今期もvisvim中心にと言うことで、とりあえず立ち上げの目玉だったMIES COATを。

昨年購入したPOINTERのデニムショップコートがすこぶる調子がよく、その後も2012AWのJUNYA MAN×Levi'sなどを購入しつつ、期待して待っていたコチラを購入。
気づけば半年で3着目のコートになる程、最近の自分の中でのコート熱、激高な模様です。(EGのDusterも非常に気になっているトコロ…)

欲を言うならもう少し身幅がタイトであれば申し分無かったのですが、レイヤードが色々と出来る事を考えると、まぁこれでも良かったのかなと。

配色が素晴らしい、どこか牧歌的な今期のBLACK ELKとの相性も気に入ってます。
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エヴァンゲリオン展@松屋 銀座 [Art]

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先日、松屋銀座で行われていたコチラに行ってきました。
流石はエヴァって感じの混み具合と幅広い層の来場者。内容としては、『破』のあるシーンに焦点を絞って、絵コンテや原画、3DCGなどで製作過程を細かく紐解いてみたり、膨大な設定資料や複製原画の展示などなど。点数は本当に膨大な量で、1枚1枚細かく追っていくと相当な時間を要するほど。設定資料好きな私としては、描く人によって微妙な違いの分かる各キャラクターの設定画も良かったのですが、月面のタブハベースやヤシマ作戦時の二子山など、建造物系の設定画が非常にそそられました。


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よくよく見ると非常に格好良い8号機。修正原画デザインが良く思わずクリアファイル購入。


Kyoto 2013 その3 [Travel]

3日目のコース
桂離宮→建勲神社→大徳寺(龍源院、大仙院、高桐院)→今宮神社

最終日は今回のメイン、桂離宮へ。
朝食は、いつかは寄ろうと思っていたスマート珈琲でホットケーキセットを。
そして、予め決められた予約時間に合わせ(と言っても最低30分前に到着必須な)桂離宮へ。中々に広い敷地の脇を抜け、集合場所へ向かうと既に外国の方が数名。とりあえず京都へ来たっていう外人ならココには来ないと思うので、恐らくは建築やら庭園が好きな外国の方々かと。
敷地内は、ちょっとスマートで、それでいて何だか品の良いボケとツッコミを巧みに操る案内役のご老人と、おおよそ1時間程度の園内見学。色々と説明して下さるんですが、何故かこの日は園内を轟音轟かせるメカで掃除する方がおり、ほぼ何を言っているか聞こえずという…。
それにしても、ここの影響を受けているんじゃないかと言われるファンズワース邸を思い出す、古書院、中書院、新御殿は確かにモダン。ゆっくり眺められるほどの時間が与えられないのが残念ですが、障子と漆喰の壁の白、縦に走る木の柱の茶、シンプルで無駄の無い造形は、古めかしい中にも確かに感じられるモダンさがあり、美に対する日本人のセンスって素晴らしいなと思いました。それは、途中にある松琴亭の藍色市松模様の襖もしかりで。
その後は、織田信長が主祭神と祀られている建勲神社に寄りつつ、大徳寺へ。
ここでは、龍源院、大仙院、高桐院を拝観。大仙院は残念ながら院内の写真撮影が禁止。ここの庭園はL字型に配された枯山水の庭園が見所で、しかもそれが非常に素晴らしかったので本当に残念。そして、今回の旅で実は一番グッと来た場所でもある高桐院に。ここは門までの道からして雰囲気最高で、紅葉の季節には落ちた紅葉が道を敷き詰める絶景で有名ですが、今時期の緑に囲まれた道も神聖な雰囲気があり、また庭園、茶室含めた院内の景色も同様に素晴らしい、かなりお気に入りとなった場所でした。重森三玲が作庭した庭園のある瑞峯院に寄り忘れたのはうっかりしていましたが、時間的には結構厳しかったかも。
最後に、今旅最後の寄り場所となった今宮神社に寄って参拝し、何とか無事に今回の京都旅行を終了。

恐らくは来年も行く事になるかと思いますが、良い加減夏は飽きたのでそろそろ紅葉の京都へ行ってみたいもんです。って、早くもまた『京都行きたぃ、、、』ってなっているところを考えると、再訪は意外と近い気も。



スマート珈琲
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桂離宮
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建勲神社
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大徳寺・龍源院
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大徳寺・大仙院
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大徳寺・高桐院
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今宮神社
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Kyoto 2013 その2 [Travel]

2日目のコース
三千院→実光院→宝泉院→蓮華寺→実相院→河合神社→下鴨神社

この日は西芳寺(苔寺)へ行こうと思っていたのですが、参観予約の抽選に漏れてしまったようで、2番手候補だった大原方面へ向こう事に。
大原は三千院が有名ですが、私のメインは宝泉院。左右の柱、鴨居、敷居を四角の額縁に見立てた、通称『額縁庭園』と呼ばれる盤桓園は、CMに使用される程に美しい庭園。五葉ノ松と竹林を望むその景色は、個人的には冬の景観が最も素晴らしいと感じます。是非、冬にも行ってみたいもの。(寒すぎな感アリアリですが…)
三千院も苔が綺麗でしたし、実光院も抹茶と八つ橋饅頭を食しながら庭をゆっくり眺められたりと、ある意味苔寺ハズれて良かったかも。
その後、かなりマイナーな気がする蓮華寺へ。ここは意外と穴場なようで、ほとんど拝観者もいなく、ほぼ庭を独り占め状態。池に覆い被さる木々が、紅葉のころには最適なロケーションになりそう。
次に向かったのは、前日行くも拝観時間ギリギリで間に合わなかった実相院へ。ここは漆塗りの床に写る鮮やかな庭園の緑『床みどり』で有名な場所。磨き込まれた床に写る緑は、程よくぼやけながらも、黒と緑のコントラストが美しく、実際の景色ではない、敢えて床に写る景色を眺める感覚を思いついた人の美的感覚に感服しまくりでした。
で、時間的にもう少し回れそうだったので、帰路のルートから行けそうな下鴨神社へ。途中、日本代表のシンボルで有名な八咫烏を祀っている河合神社に寄り、来年のワールドカップでの日本代表の必勝を祈願しつつ、参道にもなっている糺の森を抜け、世界遺産の下鴨神社を参拝。
最後に鴨川から敢えて逆方向の山を望み、眺めの良い景色に癒されながらこの日を終了。


三千院
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実光院
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宝泉院
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蓮華寺
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実相院
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河合神社
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糺の森
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下鴨神社
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鴨川
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