生まれた時からアルデンテ [Book]
休日の合間に読み進めている、平野紗季子さん著の『生まれた時からアルデンテ』。
ジャンルで言うとフードエッセイてなものになるんでしょうか?
兎に角これが凄く面白くて。
単純に、美味しさがどうとか、見た目がどうとかだけじゃなく、そこから派生していく彼女の日常だったり、心情だったり、さらにはまったく斜め上の方向に飛んでいったりと、表現豊かでユニークに綴られた文章は、流石はフードブロガーなる肩書きの人の読み物。
テンポもよく、オチもちゃんとあるし、何より( )で括られる心の声的な一文&たまにツッコミが、( )使い好きな私のツボに嵌りまくり。
シベリアを書いた絵の横に、(Todd Selby風)とか書かれた日には、スタバでコーヒー吹き出しそうになりましたよ。
(Casa とか読む人にはお馴染みの、インテリア好きの写真家&イラストレーター)
写真のサイズ感や質感、文章の文字の大小や配置なども工夫されていて、そういう意味でも単調にならず読み進められるっていうのも楽しいと感じられるポイントかも。
気軽な気分で、『食』にまつわるエピソードを読みたいって方にはオススメな一冊です。
それでも町は廻っている@13巻 [Book]
すっかり放置プレーが板についた当ブログですが、久々に更新を。
『それ町』13巻。発売日と休みが重なったので即日購入。
読了。今回も安心、安定の面白さ。ていうか本当面白いス、このマンガ。
何故か? とにかく自分の感性のフィーリングがあいまくる。
キャラの表情だったり、ちょっとした間のギャグだったり、歩鳥の着ているTシャツのロゴだったり。
そんな中に、ジョセフィーヌ(主人公"嵐山歩鳥"が飼っているタヌキそっくりの犬)のメイン回があった時の幸せ感たるや。
何が一番好きなマンガかと言えば、それは即答で『風の谷のナウシカ』なんだけど、無人島に持っていくっていうケース(そんなの絶対に無いケド…)なら、絶対に『それ町』。
こんなにフィーリングがあいまくるんだから、他の石黒さんの作品も間違いなく面白いんだろうと、古本屋なんかに寄った時にチェックすると、これが案の定面白い。
『それ町』ですら一話完結型なのに、他の作品なんか殆どが短編、読み切り。ネタの豊富さというか、物語の発想力凄いなぁと思ったら、その昔『世にも奇妙な物語』の原作にも採用されたらしい。なるほど。
同じ漫画ネタと言えば、ポパイの最後の方で漫画家のしまおまほさんが連載しているコラム『しまおまほの都立ポパイ学園マンガ部』が好きなんですが、あれで誰か『それ町』を紹介してくれないだろうか。何とも言えないゆるい空気感とコミカルな表現で紹介される『それ町』の感想を読んでみたい。
それでも町は廻っている [Book]
『それでも町は廻っている』"通称それ町"
最新刊の11巻を購入。腹を抱えて大爆笑っていう訳では無いんですが、細かな部分含めて私の笑いのツボにバッチリ嵌る作品。ほっこり良い話だったり、ちょっと切なかったりと、ただのギャグ漫画で無いところもイイ。主人公の嵐山歩鳥が飼っているタヌキそっくりの犬、ジョセフィーヌがこれまた良い味出してます。
ちょっと前ですが、コチラでも紹介されてました。
CLAYMORE [Book]
去年の暮れにたまたま見たアニメ版の放送がきっかけでハマっている「CLAYMORE」。放送時のエピソードが面白く、調べてみると原作がマンガとの事で試し買いしたところ、これが予想以上の面白さであっという間に既刊済みの23巻まで揃えて読破。世界観や設定が似ている(らしい)ことから、”女版ベルセルク”とも呼ばれているようですが、肝心のベルセルクを未読の為その辺イマイチよく分からず…。しっかり右肩上がりで面白くなっていくストーリーと、幅広いパターンで描かれる「覚醒」という設定がミソ。作品の世界観と絵のマッチ具合も絶妙で、特に”横顔”がイイです。ただ、手足切断などが日常茶飯事的なグロ部分もあるので万人受けはしないかも…。
神様ドォルズ [Book]
サンデーGXで連載中の神様ドォルズ。
アニメの方が終盤に来て中々面白い展開になってきたので、
続きも気になり原作を購入してみました。
取りあえずは、アニメの進行具合に合わせて6巻まで。
放送自体は今週で最終回なので、そちらを見終わったら原作を読み進めようかなと。
日本神話を絡めた設定が特に好きな感じです。
エクゾスカル零 [Book]
約15年程前に連載していた、覚悟のススメの続編『エクゾスカル零』。
シグルイ完結後の新作と言うことで楽しみにしていたのですが、
そこは期待通りというか、シグルイテイスト満載って感じです。
『覚悟のススメ』はさらっとしか読んだことないのですが、
設定や登場人物なども変わっている、パラレル設定の作品のようなので、
必ずしも前作を知った上でというのは無さそうです。
それにしても、シグルイと言い、今回のエクゾスカル零と言い、
この作者の方の描くアングルは本当に格好いい!
幻のエースは永遠に [Book]
Number最新号、"覇者たちの夏。"に掲載の、横浜『幻のエースは永遠に』。
冒頭、今となっては誰もが横高のエースと言ったらこの人と思い浮かぶ、
松坂大輔のインタビューから始まる。
語られる、松坂、高校時代憧れの投手。
それは、当時3年生で横高のエースピッチャー、現ヤクルトの松井光介。
しかし、この世代の本当のエースは、一度も背番号1を付けることなく他界した
幻の投手、丹波慎也だった。
このノンフィクションは、
本当は松井が背負うはずではなかった"背番号1"を付ける予定だった、
横高幻のエースピッチャー、故・丹波慎也と、松井を始めとする同級生、
そして、松井を憧れの存在としていた松坂のインタビューから綴られた文章です。
これ、高校野球ファンなら是非読んで頂きたい記事です。
たまたま寄った本屋で手にとって読んだ文章だったのですが、
ちょっとウルっときちゃいました。(家で読んでたら泣いてかも…)
というのも、自分は丹波、松井両選手と同い年。
中学までは野球をやっていたので、同い年の高校球児って凄く身近な存在というか、
勝手に親近感を覚えて、他の世代以上に印象に残っているんです。
なので、丹波選手が亡くなったときは、スポーツ新聞の一面にもなり、
凄く驚いた事を覚えています。
そして、その後エースになった松井選手のことも。
この文章では、亡くなる前の丹波選手の逸話や、松井選手の葛藤、
甲子園出場までの道程や、選手が感じていた感情などが凄く伝わってきます。
やはり高校野球には色々なドラマがありますね。
で、読みながらふと思ったこと。
この頃の横高って本当良いピッチャーが多かった。
松井の1学年上が、元横浜、日ハムの横山道哉、
そのさらに1学年上が元横浜、近鉄、楽天の矢野英司。
矢野の上には元中日の白坂がいて、白坂の上には元阪神の部坂。
そして、松井の後を引き継いだのが2年生エースとなった松坂。
6世代に渡ってエースが全員プロ入りしているって、
数ある強豪校でも中々ないケースなんじゃないかな。
読み終わったあと、何だか妙に懐かしい気分になりました。
BOOKS [Book]
最近買った本。
"TooLs"は、アウトドア用品から食器、家具、洋服まで。
衣食住を創造する道具全282点が収録されたカタログのような本。
行く先々で完売でしたが、先日やっと発見。
いざってときに役立つような、末永く読める一冊といったところ。
で、早速雰囲気の良いスツールが載ってたんですが値段が ¥Ask、、、。
結構高そうなので、似たものを探した方が良さそうです、、、。
シグルイ最終巻 [Book]
ついに完結となる最終巻の15巻が出たので購入。
半年に一度の発売なので、最近は購入した最新巻の前の巻から読み直し、
最新巻を読むという流れなんですが、この15巻に関しては、14巻からの一気読みで
その面白さというか、終焉に向かう登場人物の感情が半端なく伝わってきます。
画力はもちろんの事、コマ割、登場人物の表情など、緊張感、臨場感が
こんなにも伝わってくる漫画(劇画という表現の方がこの作品には合っていますが)って、他には早々ないんじゃないかな。
しかし、原作は35Pの短編小説を、ここまで脚色し、15巻分の長さまで
作り上げた作者の方の発想力には本当脱帽です。
まさに『残酷無残時代劇』という表現以外あてはまらない、そんな作品でした。
それにしてもこの15巻の表紙、かなりイッちゃてるなぁ・・・。
購入した本屋の店員さんも、何も聞かずカバー掛けてたもんなぁ・・・。
ワンダーJAPAN [Book]
軍艦島の表紙に心を奪われて、つい手にとって立ち読みしたんですが、
これ、かなり面白いです。
廃墟やB級施設、珍百景的なものまで、良くまぁここまで調べたなぁと感心する
とにかくワンダーな異空間が日本全国500箇所も網羅されてます。
それぞれ解説付きなのですが、これが中々私の笑いのツボを刺激してくれまして。
数回吹き出しそうになったんで、"これ以上読むと危険"と勝手に判断し、
北海道から関東までの異空間で一旦STOP。
残りはちょっとづつ立ち読みして、500箇所確認してやろうと思います。
(気になって確認したワンダーJAPAN編集長ブログでも何故か立ち読み推奨!)